栃木県は、平坦な土地から標高1,200mを超える高冷地まで、豊かな農地により地域の特徴を活かした多様な農業を展開しています。
鬼怒川などの複数の河川により豊富な水資源に恵まれ、水資源を活かした高品質な農産物を生産しています。
年間を通して穏やかな気候に恵まれています。とくに冬の日照時間が長く、昼と夜の寒暖差が大きいという特色があるため、たくさんの種類の農産物が生産されており、農業産出額は全国第9位となっています。
東南アジアには、主にいちごや梨(にっこり)。アメリカやシンガポールには主に牛肉(とちぎ和牛)といったように、それぞれの国の需要に応じた農産物の輸出を促進しています。
輸出先となる国々に対し、現地バイヤーとの共同企画による消費者へのプロモーションや、現地バイヤーを栃木県内に招へいするなどにより、輸出拡大に向けて県産農産物の魅力を発信しています。
販路開拓に向けた商談や鮮度保持を目的とした資材作成など輸出を行う産地を支援し、魅力ある農産物の更なる輸出拡大を図っています。
とちぎ和牛は、県内の指定された生産者が丹精込めて育てた黒毛和牛で品質の格付が上位の限られたもの(格付等級A・Bの4・5等級〔5等級が最高級〕)のみに与えられるブランドです。
令和元年(2019)度の栃木県のいちご生産量は、25,400トンで、昭和43年(1968)産以降、半世紀にわたり連続日本一を誇ります。
にっこりは、栃木県で開発されたオリジナルの品種です。全国的に有名な栃木県の観光地「日光」と、中国語で梨を「リー」と呼ぶことから「にっこり」と名付けられました。
平成25年12月、「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録され、改めて日本食が世界中で注目されました。それに伴い、コメの輸出量も年々増加しています。さらに輸出拡大を目指し、東南アジアや米国など、海外向けのプロモーションに力を入れています。
栃木県在住の外国人に、栃木の食材にふれていただき、実際に食べて栃木の美味しさを知っていただく動画コンテンツです。ぜひご覧ください!(英語版)